覚えるときには五感をつかって

学習について

五感とは何でしょうか?
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 のことをいいます。

覚えるときに触覚と味覚はさすがにむずかしいと思いますが(笑)
よく言われるのが「書いて覚える」ことですね。

それから「音読」は、自分で読んで、耳で聞くことで覚えやすくなるというものです。

嗅覚は記憶と深く結びついていて、「この香りを嗅ぐと、○○を思い出す」ことがありますよね。
嗅覚は学習に結び付けることは少し難しいように感じます。

今回は、聴覚について、さらにお話します。

私自身の経験ですが、高校生のころ、仲が良かった友人が所属する演劇部の助っ人として
役者やスタッフをすることがありました。

高校生ですから、大学受験がありました。
その演劇部は、高校3年生が「卒業公演」を3月にすることが恒例でした。

国公立の二次試験まで受ける生徒も大勢いたので、3月初旬まで受験です。
卒業式が3月15日あたりだったので、そのあとに卒業公演があったと記憶しています。

通常、演劇部の公演前には、数か月、土日も集まって練習していました。

もちろん、受験が優先なので、そんな時間も取れません。

その中で先輩から教えてもらったのは、「録音して、それを各自、家で聞くこと」でした。

演目を決めて録音する時間を取る必要はありましたが、
台詞を覚えることに関しては、これでクリアできました。
受験が終わってから、動きなどの練習に集中できました。

ひとつ問題だったのが、当時録音した言い回しごと記憶してしまったことです。
お芝居をするときには、試行錯誤をしながら演出を決めていくので、
色々なニュアンスで台詞を練習するのが大変でした。

学習における記憶については、演技力は必要ないので(笑)、
録音して何度も聞くと記憶しやすいです。

さらに、リズムをつけるといいです。
CMの短いキャッチコピー、覚えて子どもが歌っていたりしますよね。

自分で録音する以外にも音声教材も出ているようですので、
「聞いて覚える」、実践してみてください。